バレンタインが嫌いな理由のひとつはこれだ。

小・中学生の頃に時々嫌がらせをしてきた(しかしそれは愛情の裏返しだったことが後日判明。でもその割にはものすごいタチが悪かった。時には死ぬかと思った。あのねじれ方は尋常ではなく、理解できない。)奴からとうとう電話がかかってきた。
高一のときに携帯番号がばれて、毎年バレンタインをすぎると必ずかかってくる。なぜかバレンタインデー近くに異常に興奮する奴だった。クリスマスとかにはないのに。数年間は無視していたのだけど(その結果ホワイトデー過ぎに差出人不明の魔の菓子が定形外郵便で届く。筆跡は奴の字。ガクブル)今現在自分に余裕があったために電話に出た。そして言ってやった。
「悪いけど私は君とはもうかかわりたくないから忘れてくれ。」と。
「あなたがしたことが、どれだけ私を苦しめたか覚えてるよね。」と。
言えたよ。今までは逃げてばっかりだったのに。
あの説明でわかってくれただろうか。奴は黙って電話を切ったけど。
春からは東京だし、一年経てば実家宛の郵便物も新しい住所には届かなくなる。成人式は絶対でない。3月末に携帯も新規で買おう。その反動で何もないことを願う。けど奴はそんなに行動的ではなかったから(バレンタインデー・ホワイトデー除く)大丈夫だろう。大丈夫だと願いたい。