水防演習。

二子玉にかりだされることになり五時半起床七時少し前出勤になった。しんでくれ。と思っていたのだけどまあ楽しかったしお得だったからいい。
行きはマイクロバスで受付接待をする総務課5人(副署長・管理係長・主任・士長・私)と演習をする部制の方々30人くらいで行った。
お昼ころに演習が終わって、帰ろうかというときに。総務課の5人だけ帰る準備ができているのに対し部制の方々の後片付けが当分終わりそうになかった。さてどうしようといったところで副署長が二子玉川駅まで歩いて行って、そこでご飯をご馳走するから帰りは電車で帰ろうかと提案してきた。
おっさん四人と童顔女の妙なスーツ軍団が町を闊歩して、たぶん端から見たらおかしかったことだろう。笑
食事は中華っぽいところだった。女性客が多くて、「こんなところで毎日ランチしてるのかー。リッチだなー」とうらやましそうに主任が言っていて、ちょっと切なくなって笑ってしまった。
署に戻ったら先輩お兄さんが全てやっていてくれて、ありがたい!これから終業まではちゃんとやろう!と思っていたら、主任から「今日は早かったからもう帰っていいよ」とお言葉が。時間は二時過ぎ。ええまじで?本気で言ってるのかよ?と思って笑ってしまった。少し気まずかったけれど、お心遣いありがたく頂戴して二時半くらいに署を出た。
正直帰るなんて実感がわかなくて三茶のTSUTAYAに寄って明日からのレンタル半額に備えていろいろ物色してきた。あんまいいのないんじゃないかなーと見下していたのだけどけっこう聴きたいのがあったのでチェックしといた。あのへん、エレクトロニカあたり。けっこう借りたいの多い。

そんなこんなでだりぃーと思っていたのですが、得した一日でした。

あ、今日真剣に思ったこと。
水防演習のときに玉川と成城の先輩主事さんが手伝いに来てくださって、(たいしてやることはないんだけどもさ)演習をやっているあいだにいろいろとお話をきいた。姫様みたいなやばい人が主事にはたくさんいるらしい。『女性吏員よりも歴史が深いから』と言っていた。署長のことを呼び捨てにするわ何も仕事しないわ嫉妬したあげくお金や制服を隠したり、お茶汲れをしているときに男性職員にばれないようにぶつかってきて署長のお茶碗を割ったり・・・と陰湿な虐めがはじまり、中には人を殺そうとした方までいるらしい。気をつけなーと言われた。世田谷にはそんなひといない。ものすごくいい環境でわたしはぬるま湯に浸かっている。これから本庁に移動して、何年かした後に出てこれたときに配属される署。そこでそういった方に出会ってしまったら、私は耐えられるだろうか。怖いな、と思った。でもそうならないかもしれないしな!と今は楽観視しているしかないけれども。
本庁のことも話してくれた。確実に一年くらいで行くらしい。そして行ったら結婚して子供でも産まない限り、早く出られることはないという。本庁は人が多いけど、忙しすぎて恋愛なんかしていられないから今見つけておきなさいよ?署には若い人いっぱいいるんだから!と言われた。…えーめんどくせぇよー…、と。苦笑
でもまじめな話、本庁に行ったらライブだー新譜だーネットだー読書だー遊びだーなんて言っている暇がないんだろう。研究所だったら暇かもしれないけれどw(正直行きたい。オタクのおっさんしかいないらしいw)そうなるとはやく相手を見つけておけ、っていう先輩の言葉は正しいと思う。結婚なんてしたくないけど。子供なんてもっっっと産みなくないけど。でも本庁に行って五年くらいしたら署に出されて、それから何年かしてまだ未婚だった場合、また本庁に戻されるケースは少なくないという。そんなの絶対にいやだ。本庁なんてできることなら一度だって行きたくないのに、二度も行くことになるなんて考えられない。それを防ぐにはどうしたらいいか。早く相手見つけて子供産めって話。
シビアだ。わたしにはそんなこと限りなく不可能に思えてならない。わたしは普通に付き合った経験が一度もない。りょうくんとはかなりイレギュラーだった。あれは恋愛関係じゃないのではと今思う。同じ押入れの中で手を繋いで寝たりした。お互いメンへラで普通とは少し違う恋愛の形だと言ったらそうかもしれないけども、どう考えたっておかしい。幼馴染の子どもじゃないんだから。
いや付き合う以前に私がこれから本気で人を好きになることがあるだろうか。正直人間がこわい。真剣に対峙するのが怖い。他人と肩がぶつからないように軽くかわして生きていたい。自分に自信がないからいつも負い目を感じて一歩退いたところで相手を見ている。壁を作っている。オープンになるのが怖い。………




ああ…どうしようもないことなのに、この思考から抜け出せない…。憂鬱だ…。
考えたって仕方がない。でも、知ってしまったからには何も知らなかった状態には戻れないんだよ…。