救急現場に初めて遭遇した。
お昼にね、警防課のお姉さんとお蕎麦を食べに三茶駅近くまで出たんですよ。で食べ終わって署に戻る途中キャロットタワー入り口でおじいさんが倒れていて。
お姉さんが救急車呼んで、運が良かったか悪かったか、うちの署から救急が出てきたんだけども。お姉さんは救急を持っているために、これは呼んじゃっていいのかなぁっていう気持ちがあったらしくてね。差し障りのないことを手伝っていらした。
おじいさんは道路の凹凸に足を躓かせて転んでしまって、肩を脱臼されてしまったようなのだけれど、本来なら歩ける場合はあまり救急要請はしない方向でやっているために複雑な気持ちも少しあったみたい。
でも無事でよかったです。
私はただ突っ立っているだけで、所在無い気持ちでいっぱいだったのだけれど、救急のお兄さんが「ありがとうね」と声をかけてくれたので、少しだけ許された気がしてしまった。
いや駄目だ駄目だ。ああいう場合があってもある程度は対応できる人にならないと、ね…。自信ない。

お姉さんは先月署員旅行で潮干狩りに行ったときにも電車の人身事故に遭遇して応急処置をされて、その方はなくなってしまったけれどもその努力が賞賛されて表彰されたばかりだったから、世田谷来てから多いなあとおっしゃっていた。あと司令室のひとの冷静さにすごいなあと感心しておられた。それから署に救急要請が流れたときに、職員の○○さん処置中と指令が流れたらしく、みなさんが「またあいつ遭遇してるのか。苦笑」というかんじで笑っていたそうだ。

まあとりあえずはじめて現場に居合わせて自分の無力さがわかって、よかったかなとは思います。うちの職場じゃ当たり前のことなのにすごいなあと思ってしまった自分がいたのも事実。…ま、まだ入って2ヶ月だし。(言い訳がましい)
うん。これからもっとこういう現場にも慣れていけたらいいかなと思った今日この頃ですかね。