突風だ。

晩冬の疾風。青いくるみも吹きとばせ。
風の又三郎宮沢賢治はなんて素敵なんだろう。
夕刻の空には烏の大群。50羽、いや、100羽。
曇った夕暮れ。夕闇色に染まる麓の民家。
『おうちに帰ろう』の合図の鐘。
乳製品の訪問販売のトラックから流れる埴生の宿。

すーげーおセンチだ。もうしっかりしろよ。
あー。あそこか。私が勤める場所は。レコ屋に通い詰めて破産するよ。姉がはっきり言ったわけじゃないからまだわかんないけど。北区とか押上のほうとか町田とかかもしれないけど。素敵な人が多いといいな。お局さんがいないといいな。それは無理か。あーーやだーお局さんやだーー。やることなすこと全てチェックして、いやみ言ったり細かく詮索する人が多いとか…なんでだよーー。


ああ…太宰の生家が。
今夜も大雪みたいで…。早く春になればいいですね。