父が。

ぐでんぐでん。泥酔。酩酊。
いまの時代どこもそうだけど建築関係はとくに厳しくて。
父が去年からやっていた仕事がひと段落して、いろいろな許可が下りるのを待ってOKもらってそれから現場の作業に携わるんだけど、それまでちょっと暇になってしまってここ一週間くらい家にいることが多かった。それが今日は昔設計を頼まれた人が千葉からわざわざこの辺境の地まで会いに来るというのでそれまでに済まさないとならない手続きやら注文やらがあって多忙だったのです。朝家を出て暫くしてから「昔やったサラブレッドの仕事がまた入るかもしれないんだ!今日は夕方からその人と会うから母さんと二人で適当に食べてるんだぞ!」とまくし立てるように言われ、でも仕事が入りそうで嬉しさを隠せない父の声を聞いたらやっぱり私も嬉しくなって一言飲み過ぎるなよと言ったんだけど。聞かなかったらしいね。苦笑
それから電話一本も寄越さず、会社から帰宅した母は「ほんとにそういう集まりなのー?」と私を半分疑いだす始末。ほんとですって。となだめる私。
やがて会合がおわったらしく12時少し前に電話をかけてきた父「代行車頼むから寝てていいぞー」…そしてその30分後また同じ電話。
「きっと迎えに来て欲しいんだ」と母が言い、二人で迎えに行ってきた。
母の車は免許を取る前にこっそり私道を乗っていたので載り慣れているという理由から私が母の車を運転し、有料駐車場においてあった父の車は足元のおぼつかない父を二人がかりでやっとこ乗せて母が運転して帰ってきた。

二人が料金の支払いをしているあいだに(自動じゃないために人を呼ぶのに時間がかかったらしい)私は一足先に運転してきたのだけど。
卒検以来、車に初めて乗りました。だって事故ったら就職だめになるんだもん。はい!すみません!免許証携帯しませんでした!まあいいや事故んなかったし。それに母だって最近免許証を紛失して今も探しあぐねているし。(そういう問題ではない)
卒検以来ってことは約2ヶ月ぶりです。しかも夜なんて運転したことないです。そして雨の日だって(以下同文)
ちょーーっとこわかったっす。一度細い道でワゴン車とすれ違ったときは時速10kmあったかどうか。『なんでこの車こんなにのろのろ走ってるんだ?』とめっちゃ訝しがられたよ。
それにさーこんなときに限って動物パラダイス。(なんだそれ)
どこかの家のにゃんこさんが飛び出すし(すっげーー危なかったぞあれ。もうすこしスピード出てたら確実に「うぎゃーー死んで詫びます!!!」状態だったぞ泣)山道の私道に入ってもう安心だなと思っていたら野うさぎがぴょこぴょこ飛び出すし(しかも二度も)いや、実際「わーうさぎじゃーん久しぶりに見たなーさすが夜行性ーかわいいなぁ(メロメロ)」でしたが。すばやいうさぎでよかった。

今日はそれだけ。あとは雨降りのおかげでじめじめとしてて腐るところだった。
でも本当は雨も好き。家の中で音を聴いているのがすき。
髪はもっさもさになるけれど、不安を煽るような季節の変わりめの、置いてけぼり感・焦燥に駆られる感じよりかはじっとりと停滞している空気のほうが好きかもしれない。
でもその不安を煽るような、心を掻き立てる春風とか夏の終わりのうら寂しさとか台風の過ぎた風の強い良く晴れた空とかなぜか少しずつ一人になっていくような気がしてならなくて狂いだしそうになる秋とかも好きなんだけどね。
ではおやすみなさい。最後にひとことNew Order早くききたい。試聴だけじゃ足りない…。