はじめまして。

何もすることがないなー。笑


着きましたは渋谷本町寮。
私に与えられたのは四畳半に収納が少しの部屋。そして襖を隔てて相方さんの部屋があり。あとは狭い台所に狭いユニットバスに小さな冷蔵庫に洗濯機。
ここでちょっくら頑張ろう。


親が車で荷物を運んでくれたのだけどCDの入った箱を持った途端「何が入ってるんだクソ重いぞ!こんなん持って行けないから置いていけ!」といかっていた。
その場は「本が入ってるんだよ。活字離れできないんだよ」と嘘っぱちこいて凌いだのだけど、のちに本の入った大きいビニールバッグを見つけて「まだ足りずに本を持ち込むのか!?」と半ば呆れられた。

家から一時間半ほどで寮に到着。汚かったので掃除をし、荷物を持ち込み、ダンボールを机代わりに母と私で握ったおにぎりを三人で食す。
両親から二万ずつ頂く。ありがたや。あらかじめ持っていた一万とあわせて五万。これであと17日間過ごす。というか後々のために半分は貯金しなくてはならない。だがしかし私はこの後自分の首を絞める。
適当に六号通りから学校までをうろついて、郵便局を見つけてしまったのが悪かった。
RSRのチケ振り込んでないじゃーん。
はい16120円よさようなら。
いろいろ買わなくてはならないものを買う。薬屋で3500円遣う。さようなら。
遣ってから初めて感じる危機感。どうにかしろこの性格。


三時前に両親が帰るというので見送る。(あんなに淋しいものだと思わなかったよ…。)
両親が帰った後適当に収納にダンボールを押し込んでふとんを広げる。相方さんは今日は遅くなるらしい。
明日までテレビと暖房器具と机が届かないので夕ご飯をふとんの上で食べる。
食べた気しねえー。

そのあと「家に着いたよ、淋しくない?」と両親から電話がかかってきて、その瞬間が今日一番淋しくて心が痛んだ瞬間でした。ほんとに泣きそうになった。

十時半頃相方さん帰宅。優しい人で緊張が少しだけほぐれる。
何もすることがないわたしにテレビを見せてくれた。ほんとにいい人で安心した。


そんな感じの寮住まい一日目。この小部屋で最長五年間頑張らなくてはならない。頑張れ自分。
しかしあの商店街はチャリとバイクが怖い。特に子供のチャリ怖い。子チャリ怖い。